katyさん(女性/33歳)の海外旅行保険体験レポート
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旅行先 | イギリス・ロンドン |
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旅行時期 | 12,3年くらい前の2月 (約3週間滞在) |
加入保険 | 東京海上火災 |
補償金額 | キャッシュレス診療だったので不明 |
ロンドン滞在中に遭った経験です。
英国の大学へ正規留学であれば現地のNHSに加入できるわけですが、留学準備での渡英だった為、日本で海外旅行保険に加入していきました。
正直、旅行保険は学生の私には結構な出費でした。
しかし、海外経験の長い先輩から「絶対に入っておけ!外国では何があるかわからないから」と口を酸っぱくして言われたので「保険だけはケチったらいけないんだろうな、節約するなら他を削ろう」という気持ちで保険に入ったのを憶えています。
確か、病気・ケガの補償と賠償の補償に加入したと思います。
私が滞在したのは2月の厳冬期でしたが、人一倍寒がりの私にはロンドンの冬は思った以上に過酷で、身体が知らず知らずのうちに悲鳴を上げていたのでした。
初めはなんでこんなにトイレが近いんだろうとか、足の指が痛いんだろうとか。
元々冷え性なのであまり大げさに考えなかったのですが、症状が日増しに悪化してゆき、特に足の指に関しては指の横に水膨れができ、痛くて歩けないほどに。
これはただ事ではないと恐怖を感じるようになりました。
逡巡の末、保険会社でもらった病院リストを取り出して日本人ドクターのいる病院に電話をかけ診察の予約を取ったのでした。
結果的には病院へ行ったのは正解で、病名は膀胱炎とガングリオンでした。
ガングリオンに至ってはまるで知識が無かった為、日本人ドクターから丁寧な説明を日本語で受けた時には安心して涙が出たほどです。
苦労したことと言えば、自分の英語力では身体の変調を周りの人に伝えることに限界があり、日本人ドクターの顔を見るまでは言葉の通じないストレスと疑心暗鬼で、必要以上に一人で抱え込んでしまったことです。
すぐに保険会社の病院リストを取り出せばよかったと反省しました。
また、東京海上との契約でキャシュレス診察が可能だった為、病院までの交通費以外、現金支払いは発生しませんでした。
ですが、後で現地の日本人駐在員の奥様から聞いたところでは、その日本人ドクターに診てもらうと実費で100ポンドくらいかかるということなので、本当に保険に入っていて良かった!と肌で有難味を実感しました。
それ以降、海外へ行くときはどんな短期でも保険に入るようになりました。
クレジットカードが持てるようになった今では、いちいち加入の手間もないので大助かりです。
私の場合、身近に海外旅行保険の大切さを説いてくれる人が居たおかげで命拾いしたわけですが、
「数日だから別にいいや」と保険加入を軽視してしまう人の気持ちも分からないでもありません。
以前の自分がそうでしたから。
ですが、お土産代をほんの少し保険に回すだけで、何が起こるかわからない海外旅行へ行って帰ってくるまでの安心が買えるのなら、長い目で見たら本物のバーゲンだと思うのです。