kazukkiniさん(女性/34歳)の海外旅行保険体験レポート

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旅行先 アメリカ ミネソタ州
旅行時期 2004年
加入保険 太陽生命秋田支社
補償金額 20万円(全額)

 

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留学先のアメリカで、数日間の腰痛の後に高熱が出て病院へ運ばれました。自分で歩くことができず、待合室でも横になっていました。
診察室へは車いすに乗せられて向かいました。熱は39度近くまで上がり、腰痛も激痛へと変わっていました。
全ての状態を話したところ、血液検査、尿検査、CTスキャンで検査をすることになりました。

意識がほとんどない中、検査の同意を求められ「はい」しか言えませんでした。早くこの苦しみから解放してほしいとだけ思っていました。
検査が終わり、病室でベッドに横になっていると白人の男性のお医者さんが様子をのぞきに来て、私のカルテを見ながら結果報告をしてくれました。

結果は、腎結石と急性腎炎と感染症の3つを一気に引き起こしたとのこと。お医者さんは、数日間入院が必要だけれども大丈夫、全ては順調に治るからねと笑っていたのを覚えています。

その後、何人かのお医者さんが私の様子をのぞきに来たのですが、日本人が珍しかったのか「日本人だから魚をよく食べているんだよね。なのに腎臓が悪くなるんて」と冗談も言われ、へへっ・・と照れ笑い(愛想笑い)で返しました。

すぐに入院病棟へ行き、個室へ連れて行かれました。その日と次の日は熱が下がらず夜も寝ているのか意識が飛んでいるのか全く分からないまま時間が過ぎてい行きました。

腎結石は薬で溶かして尿として排泄されるようにするけれども、高熱が下がらないようでは退院が出来ないと言われました。素直にお医者さんの指示に従い、数日入院をして良くなるのを待ちました。

4日目の朝、熱はすっかり下がり少し食事もとれるようになりました。ベッドから数日ぶりに立ちあがってよろよろ窓まで歩いていると、たまたま入ってきた看護婦さんとお医者さんに「見て、彼女はだいぶ良くなっているわ!」と褒められ、嬉しかったです。次の日の昼には退院の手続きをして無事に学校へ戻る事が出来ました。

渡航する前、海外保険への加入は任意で行われましたので私は何かあってはいけないと思い加入しました。

この時ばかりは加入していて良かったと思いました。というのも、入院費が後日病院から届いたのですが請求書はなんと300万円だったからです。

検査も何度も行い、注射や点滴、病室も個室だったということだそうですが意識が殆どなかった為「はい」しか言えない状況だったと説明した結果、病院は請求書の金額をかなり下げてくれました。保険からは全額支払いが出たので本当に助かりました。しかし、保険に入っていなければ今も返済に苦しんでいたと思います。

このような体験から、海外へ渡航する際は必ず海外保険に入る事をお勧めします。

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