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ヨーロッパの街並みのような美しい市街地を観光して、雄大な自然の中でアクティビティを楽しむ・・・。
そんな欲張りな旅を楽しめるのがオーストラリア。都市によって魅力が違い、何度も行きたくなる国です。

クレジットカード先進国のオーストラリアでは、少額のお買い物でも問題なくクレジットカードが使えます。

しかしでは現金は必要ないかと言うと、そうとも言い切れません。
オーストラリアは基本的にはチップは不要な国ですが、ホテルや高級レストランなどでサービスを受けた時はチップを払うことが多いと言われます。
また、中華街などにあるような小さな食堂などではクレジットカード利用不可のお店も多いです。

何かあった時のために、ある程度現金は持っていた方がよさそうですね。

空港で両替する人が多いですが、円から豪ドルへの外貨両替レートが本当に安いのはどこなんでしょうか。

空港から金券ショップ、外貨両替宅配店まで、実際に16の店舗と方法でレートを調べて安かった順にランキングでご紹介します。


豪ドルの相場とお札・コインについて

オーストラリアで利用されるドル(Australian Dollar)は、オーストラリア連邦で使われている通貨でA$、豪ドルなどと呼ばれます。

1ドル=82円ぐらいで推移しています。

紙幣 5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドル
貨幣 2ドル、1ドル、50セント、20セント、10セント、5セント

1豪ドル(A$)は100セント(¢)です。

500豪ドル両替してレートが安かった店まとめ

レートの差がわかりやすいように、500オーストラリアドル(41,000円程度)に両替した場合で比べています。

外貨両替の手数料はどこもレートに含まれていました。調査日は2018年4月18日です。

調査したのは

  • 成田・羽田空港の銀行系両替コーナー
  • メルボルン空港の両替所
  • クレジットカードの海外キャッシング
  • 銀行の支店
  • 外貨両替専門店
  • 金券ショップ
  • 外貨宅配業者

の7カテゴリー、合計16の方法と店舗です。

早速、調査結果を発表しましょう。各カテゴリーごとに一番安い店舗を抜粋し、まとめて一覧表にしています。

金券ショップ
(アクセスチケット)
¥41,360

手数料の差 620円
クレジットカードの海外キャッシング
(エポスカード)
¥41,980

手数料の差 1,044円
外貨宅配業者
(ドルユーロ)
¥43,024

手数料の差 2,856円
外貨両替専門店
(GPA)
¥45,880

手数料の差 495円
空港の銀行系両替コーナー
(SMBC信託)
¥46,375

手数料の差 10円
銀行の支店
(みずほ銀行支店)
¥46,385

手数料の差 4,303円
メルボルン空港の両替所 ¥50,688

最安は金券ショップの「アクセスチケット」で、次にクレジットカードの海外キャッシング(詳細は後述)が続きます。

日本の空港の銀行系両替コーナーを基準として考えると、最安のアクセスチケットは5,015円安く最高値のメルボルン空港の両替所は4,313円高いという結果でした。

かなり差が付きました。
しかしいくら安いとは言え、現実的には金券ショップでの両替はデメリットも多いため(後述)おすすめではありません。

豪ドルの場合、現実的には

  • クレジットカードの海外キャッシング
  • 外貨宅配業者

がお得で手間のかからない両替方法と言えるでしょう。

それでは、個別の各カテゴリーのレート詳細を見ていきましょう。


【第1位】豪ドル両替の最安は「金券ショップ」

豪ドルの両替で一番安かったのは、意外にも金券ショップでした。

中でも特に安かったのが、アクセスチケットの新宿西口店と新宿大ガード店です。

41,360円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より5,015円安い)

調査したすべての金券ショップを安い順に並べてみました。

アクセスチケット
新宿西口店・新宿大ガード店
¥41,360
ドルレンジャー
新宿西口店
¥41,740
ドルレンジャー
東京駅前店
¥42,005
大黒屋
新宿南口店
¥46,280

アクセスチケットが飛び抜けて安く、ドルレンジャー(チケットレンジャー)、大黒屋と続いています。

ドルレンジャーは新宿西口店と東京駅前店を調べましたが、金券ショップ激戦区の新宿西口の方が安くなっていました。

最大手の大黒屋は新宿南口店を調べましたが、他の金券ショップに比べるとレートはかなり高めでした。

金券ショップは確かに安いです。しかし、デメリットもあります。

金券ショップでは50、100豪ドルなど高額紙幣ばかり扱っていて、5ドル・10ドルといった少額紙幣が少いようでした。

安い食堂やチップで現金を使う場合は小額紙幣が必要ですので、金券ショップでの両替は不向きと言えるでしょう。

レートは良くても金券ショップは注意が必要

金券ショップでは、店が買い取りした豪ドルを販売しています。そのため、いつも豪ドルを扱っているわけではなく、在庫があっても基本的には少額です。

別の日に店をチェックしてみると、豪ドルの在庫はほんのわずかでした。

両替レートが良いからといって、金券ショップでまとまった金額を両替するのは現実的に難しいようです。

【第2位】クレジットカードの海外キャッシング

知らない人も多いですが、海外のATMで日本のクレジットカードを使って現地通貨を引き出すことができます。

海外キャッシングと呼ばれるもので、カードの支払日に利息を含めた金額が引き落としされるのですが、利息を含めてもそのレートはほとんどの外貨両替方法よりもかなり割安です。

エポスカードを使った今回の豪ドル両替では、

41,980円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より4,395円安い)

という結果になりました。

エポスカードは、海外キャッシングの利息が初回30日分無料でお得なおすすめのカードです。

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ATMは空港には必ずありますし、街中でも駅やショッピングモールなど至るところにあり便利です。

海外キャッシングがさらにお得なカードも紹介しているので、こちらの記事もチェックしてみてください。

icon-chevron-circle-right 【海外キャッシング手数料比較】外貨両替よりクレジットカードがおすすめ

【第3位】外貨宅配業者(ドルユーロ)

外貨両替の宅配サービス「ドルユーロ」

豪ドル両替のレートで第3位となったのが、外貨を宅配で届けてくれる外貨宅配業者です。

43,240円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より3,135円安い)

調査したのは外貨宅配専門業者のドルユーロと、宅配に対応している金券ショップの大黒屋、トラベレックスです。

まず、送料や配送方法の違いのまとめです。

ドルユーロ 送料400円。10万円以上の両替で無料に。代引きは送料700円。
大黒屋宅配サービス 送料700円。振り込みのみ。
トラベレックス 送料1,000円(振込・代引きとも)。10万円以上の両替で無料に。

レートの比較は送料込みの金額で、代引きのみの業者もあるため振込手数料は無視しています。

ドルユーロ ¥43,240
大黒屋 外貨宅配 ¥47,135
トラベレックス オンライン ¥47,360

トラベレックスの外貨宅配は送料が1,000円もかかるため、そもそも送料無料になる10万円以上じゃなければ話になりません。

また、実は成田空港グループの外貨両替専門店「GPA」も外貨宅配をしてくれます。

GPA 店舗と同レートで送料無料。代引きのみ。最低額は3万円以上。

3万円以上で送料無料なのですが、今回の豪ドルの両替に関しては¥45,880で、ドルユーロより高い結果となっていました。
「GPA」は次の第4位に登場するため、ここでは省略させていただきます。

【第4位】外貨両替専門店「GPA」

空港には銀行系列以外の外貨両替所があります。

成田空港グループの「GPA」と、世界最大の外貨両替専門店「トラベレックス(Travelex)」の豪ドルレートを比較したところ、GPAのほうが480円安くなっていました。

45,880円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より495円安い)

調査した外貨両替専門店を安い順に並べてみます。

GPA ¥45,880
トラベレックス オンライン ¥46,360

トラベレックスオンラインとは、オンラインで事前に購入し、空港で受け取った場合に適用されるレートです。

トラベレックス店舗のレートはオンラインより基本的に悪いですが、店舗利用だけのメリットもあります。

メリット クレジットカード(JCB)で外貨両替できるため、支払いを翌月以降に繰り越せる。ポイント分も実質割引になる。

クレジットカードのショッピング枠を使って外貨両替ができるというのは、他にない大きな特長です。

分割払いにすれば、支払い月を遅らせることもできますし、お金にあまり余裕がないという時は利用する価値がありますね

【第5位】空港の銀行系両替コーナー(SMBC信託)

空港の銀行系の外貨両替コーナーは、一番便利で使いやすい両替所ではないでしょうか。

今回は、羽田空港の出発ロビーで歩いて15秒ほどのところにある「SMBC信託銀行」と「みずほ銀行」の両替コーナーで調査を実施しました。

SMBC信託銀行 ¥46,375
みずほ銀行 ¥46,385

SMBC信託銀行とみずほ銀行の差は10円です。ほとんど差がありませんでした。
どちらの両替所を利用してもそれほど節約はできなそうですね。

銀行系の両替コーナーは空港以外にもあり、レートはどの店舗でも同じなので、為替レートが円高・豪ドル安の時期を見計らって両替するのはよいかもしれません。

みずほ銀行
外貨両替ショップ
大手町、銀座、池袋、渋谷、新宿、新宿西口、阪急梅田、秋葉原、鎌倉、新宿駅東南口、立川、東武川越、浜松町、原宿、東京駅八重洲口
SMBC信託銀行
外貨両替コーナー
浅草、秋葉原、有楽町マリオン、銀座、六本木、渋谷、二子玉川、新宿、新宿西口、池袋、横浜

【第6位】銀行の支店(みずほ)

大手都市銀行の支店でドル両替した場合のレートも調査しましたが、空港にある銀行系の両替コーナーと比較してもわずか10円高いだけで、ほとんど差がありませんでした。

46,385円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より10円高い)
みずほ銀行 ¥46,385
三菱UFJ銀行 ¥46,490
三井住友銀行 ¥47,390

最安のみずほと三井住友銀行の差は1005円。こちらは結構差が付きました。
高額を前もって用意したい場合など、銀行の支店の両替を検討するなら、事前にそれぞれの銀行のレートを比較した方がよさそうですね。

【最下位】メルボルン空港の外貨両替所

メルボルン空港(メルボルン・タラマリン空港)の外貨両替所が断トツの最下位でした。

50,688円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より4,313円高い)

率にすると10%を超える手数料ということになります。
ここまで差がつくとは思いませんでした。

豪ドルは絶対に日本国内で両替しないといけないですね。
これだけは覚えておいてください。

豪ドルはクレジットカードで海外キャッシングがお得!

豪ドルは、クレジットカードを使った海外キャッシングがかなりお得なことが分かりました。

冒頭でも書いている通り、クレジットカードがあればそれほど現金をたくさん持って行く必要はなさそうですので、豪ドルの用意は少なめにして、足りなくなったら現地ATMで海外キャッシングをする、というのが一番おすすめです。

金券ショップはもちろん安かったですが、いつでも豪ドルが両替できる保証もありません。
たまたま金券ショップの近くに行く・・・ということがあれば、チェックした時のレートが安く、かつ豪ドルの扱いがあれば利用するのは良いかもしれませんが、なかなかそんなにタイミング良く行くとも思えません。

少額の両替でしたら、国内でしたらそれほど差が付かないので、時間があれば外貨宅配が安いですし面倒なら空港の外貨両替所を利用するのが良いでしょう。

絶対してはいけないのは、オーストラリアの空港で両替することです。
同じ空港で両替するなら、日本で両替しておかないと損します。

それでは、記事のまとめです。

  • 豪ドルの両替は時間があれば外貨宅配。面倒なら空港でOK(銀行系より専門店GPAの方が安い傾向あり)
  • 空港での両替は少なめで、現地ATMで海外キャッシングするのがお得

オーストラリアへ行く時のために、忘れないでくださいね。

ドルから台湾ドル、韓国ウォン、タイバーツまで、12通貨の調査結果はこちらの記事でまとめています。

【外貨両替レート20店舗比較】手数料がお得なおすすめは銀行?大黒屋?