観光大国、フランスとイタリア。美しい歴史ある建造物や美味しい食事など、何度訪れてもその魅力は尽きることはありません。

フランス、イタリアを訪れるなら、クレジットカードさえ持っていれば大丈夫・・・でしょうか。
ヨーロッパではほとんどの街でクレジットカードが使えますし、事実フランスもイタリアも観光地ではほぼ間違いなくクレジットカードが使用できます。

しかし、実際に旅行してみると、タクシーやホテル、トイレなどを利用した際にチップが必要になることが多く現金を持っていないとトイレも使わせてもらえない・・・ということも。

では、ユーロはどこで両替するのが良いでしょうか。
空港で両替する人が多いですが、一番安く両替できるのはどこなのか。

空港から金券ショップ、外貨両替宅配店まで、実際に22の方法と店舗でレートを調べて安かった順にランキングでご紹介します。



ユーロの相場とお札・コインについて

フランス、イタリアで利用されるユーロ(euro)は、ヨーロッパの25ヶ国で使用される通貨で2002年に誕生しました。

1ユーロ(€)=130円前後で推移しています。

紙幣 5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロ
貨幣 2 ユーロ、1 ユーロ、50 セント、20 セント、10 セント、5 セント、2 セント、1 セント

補助単位はセント (cent)で、100セントが1ユーロです。

硬貨は片面のデザインがそれぞれの国ごとに違います。

400ユーロ両替してレートが安かった店まとめ

レートの差がわかりやすいように、400ユーロ(52,000円程度)に両替した場合で比べました。

外貨両替の手数料はどこもレートに含まれていました。調査日は2018年4月18日です。

調査した店舗は

  • 成田・羽田空港の銀行系両替コーナー
  • フランス・シャルル・ドゴール空港の両替所
  • 銀行の支店
  • 外貨両替専門店
  • 金券ショップ
  • 外貨宅配業者

の6カテゴリー、合計22の店舗と方法です。

早速、調査結果を発表しましょう!
各カテゴリーごとに一番安い店舗を抜粋し、まとめて一覧表にしています。

金券ショップ
(アクセスチケット)
¥52,628

手数料の差 728円
クレジットカードの海外キャッシング
(エポスカード)
¥53,356

手数料の差 1,164円
外貨両替専門店
(GPA)
¥54,520

手数料の差 120円
成田・羽田空港の銀行系両替コーナー
(SMBC信託)
¥54,640

手数料の差 なし
銀行の支店
(三菱UFJ銀行支店)
¥54,640

手数料の差 144円
外貨宅配業者
(ドルユーロ)
¥54,784

手数料の差 8,874円

フランス・シャルル・ドゴール空港 ¥63,658

最安は金券ショップの「アクセスチケット」で、次にクレジットカードの海外キャッシング(詳細は後述)が続きます。

空港の銀行系両替コーナーを基準として考えると、最安のアクセスチケットは2,012円安く最高値のフランス・シャルル・ドゴール空港は9,018円も高いという結果になりました。

金券ショップでの両替は安いとはいえ、空港と比べると52,000円の外貨両替で2,012円の差です。

金券ショップの近くに住んでいるとか、仕事で金券ショップの近くに行くという人は別として、わざわざ交通費や時間をかけて金券ショップに行く人は少ないでしょう。
実際、金券ショップでの両替は最善とは言い難いです。(その理由は後述)

フランスの空港での両替が高いのにもびっくりしました。
手軽に利用できる空港の両替所を利用するなら、同じ空港でも日本の空港を利用しましょう。

以上の結果を踏まえると、ユーロの場合、現実的には

  • クレジットカードの海外キャッシング
  • 外貨両替専門店か成田・羽田空港の銀行系両替コーナー

がお得で手間のかからない両替方法と言えるでしょう。

それでは、個別の各カテゴリーのレート詳細を見ていきましょう。



【第1位】ユーロ両替の最安は「金券ショップ」

ユーロの両替で一番安かったのは、金券ショップのアクセスチケット 新宿西口店と新宿大ガード店でした。

52,628円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より2,012円安い)

調査したすべての金券ショップを安い順に並べてみました。

アクセスチケット
新宿西口店・新宿大ガード店
¥52,628
ドルレンジャー
新宿西口店
¥53,440
ドルレンジャー
東京駅前店
¥53,804
チケットオズ
新宿店
¥53,812
大黒屋
福岡博多筑紫口店
¥54,404
大黒屋
新宿思い出横丁店
¥54,444
甲南チケット
新宿西口思い出横丁店
¥54,444
大黒屋
なんば店
¥54,484
大黒屋
新宿南口店
¥54,524

アクセスチケットが飛び抜けて安く、ドルレンジャー(チケットレンジャー)、チケットオズが続いています。

ドルレンジャーは新宿西口店と東京駅前店を調べましたが、金券ショップ激戦区の新宿西口の方が安くなっていました。

最大手の大黒屋は大阪・福岡を含めた4店舗を調査しましたが、地域ごとにレートの差はほとんどないようです。
とはいえ、大黒屋のレート自体は他の金券ショップに比べると総じて高めでした。

金券ショップは確かに安いですが、デメリットもあります。

金券ショップは100ユーロなど高額紙幣の扱いが多く、5ユーロ・10ユーロといった少額紙幣の扱いが少ないお店が多かったです。
チップで現金を使う場合は小額紙幣が必要になるので、金券ショップでの両替は不向きですね。

レートは良くても金券ショップは注意が必要

金券ショップでは、店が買い取りしたユーロを販売しています。そのため、いつもユーロを扱っているわけではなく、在庫があっても基本的には少額です。後日見てみたときは、ユーロは売り切れていました。

両替レートが良いからといって、金券ショップでまとまった金額を両替するのは現実的に難しいようです。

【第2位】クレジットカードの海外キャッシング

知らない人も多いですが、海外のATMで日本のクレジットカードを使って現地通貨を引き出すことができます。

海外キャッシングと言われるもので、カードの支払日に利息を含めた金額が引き落としされるのですが、利息を含めてもそのレートはほとんどの外貨両替方法よりもかなり割安です。

エポスカードを使った今回のユーロの両替では、

53,356円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より1,284円安い)

という結果になりました。

エポスカードは、海外キャッシングの利息が初回30日分無料でお得なカードです。

海外キャッシングで一番おすすめなのは、セディナカードJiyu!da!です。

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エポスカードでは必要な海外ATM手数料がかからない上に、海外にいながらネットで早期返済でき、利息を極限まで抑えられます。

セディナカードJiyu!da!がどれだけお得かなのかは、こちらの手数料比較記事で解説していますのでチェックしてみてください。

icon-chevron-circle-right 【海外キャッシング手数料比較】外貨両替よりクレジットカードがおすすめ

ATMは空港には必ずありますし、パリやローマ、ミラノなどの観光地では街中の至るところで見つけられます。

【第3位】外貨両替専門店「GPA」

空港には銀行系列以外の外貨両替所があります。

成田空港グループの「GPA」と、世界最大の外貨両替専門店「トラベレックス(Travelex)」のユーロのレートを比較したところ、GPAが最安でした。

54,520円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より120円安い)

成田・羽田空港の銀行系両替所より安いとはいえ、わずか120円の差です。

空港で両替を考えている場合は、近くにあれば外貨両替所のほうがお得ですが、わざわざ時間をかけて探すぐらいなら、銀行系の両替所を利用してもさほど変わらないと思って良いのではないでしょうか。

調査した外貨両替専門店を安い順に並べてみます。

GPA ¥54,520
トラベレックス オンライン ¥54,584
トラベレックス 新宿西口店 ¥55,032

トラベレックスオンラインとは、オンラインで事前に購入し、空港で受け取った場合に適用されるレートです。

トラベレックス店舗のレートはオンラインより基本的に悪いですが、店舗利用だけのメリットもあります。

メリット クレジットカード(JCB)で外貨両替できるため、支払いを翌月以降に繰り越せる。ポイント分も実質割引になる。

クレジットカードのショッピング枠を使って外貨両替ができるというのは、他にない大きな特長です。

分割払いにすれば、さらに支払いを遅らせることもできますし、お金にあまり余裕がないという場合は利用する価値がありますね。

【第4位】成田・羽田空港の銀行系両替コーナー(SMBC信託)

空港の外貨両替コーナーは、誰でも利用したことがある、一番便利で使いやすい両替所でしょう。

今回は、羽田空港の出発ロビーで歩いて15秒ほどのところにある「みずほ銀行」と「SMBC信託銀行」の両替コーナーで調査を実施しました。

SMBC信託銀行 ¥54,640
みずほ銀行 ¥54,652

SMBC信託銀行とみずほ銀行の差は12円。1万円の両替ならわずか2円ほどの差です。

ユーロの場合、空港の両替所のレート比較をしても、ほとんど節約できることはなさそうですね。

銀行系の両替コーナーは空港以外にもあり、レートはどの店舗でも同じなので、為替レートが円高ユーロ安の時期を見計らって両替するのはよいかもしれません。

みずほ銀行
外貨両替ショップ
大手町、銀座、池袋、渋谷、新宿、新宿西口、阪急梅田、秋葉原、鎌倉、新宿駅東南口、立川、東武川越、浜松町、原宿、東京駅八重洲口
SMBC信託銀行
外貨両替コーナー
浅草、秋葉原、有楽町マリオン、銀座、六本木、渋谷、二子玉川、新宿、新宿西口、池袋、横浜

【同率・第5位】銀行の支店(三菱UFJ)

大手都市銀行の支店でユーロを両替した場合のレートも調査しましたが、空港にある銀行系の両替コーナーと同じ結果となりました。

54,640円
(成田・羽田空港の銀行系両替所と同じ)
三菱UFJ銀行 ¥54,640
三井住友銀行 ¥54,644
みずほ銀行 ¥55,452

最安の三菱UFJとみずほの差は188円。空港よりは、やや差が大きくなっています。

ユーロに関しては、銀行の支店で両替しても、空港に着いてから両替してもさほどレートは変わらないようですね。

【第6位】外貨宅配業者(ドルユーロ)

外貨両替の宅配サービス「ドルユーロ」

ユーロ両替のレートで日本の空港よりも高い結果となったのが、外貨を宅配で届けてくれる外貨宅配業者です。

アジア通貨では送料を含めてもお得なことが多い外貨宅配業者ですが、メジャー通貨のユーロでは各社のレートの差が小さいため、送料がかかってしまうのが致命的となりました。

54,784円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より144円高い)

調査したのは外貨宅配専門業者のドルユーロと、宅配に対応している金券ショップの大黒屋、トラベレックスです。

まず、送料や配送方法の違いのまとめです。

ドルユーロ 送料400円。10万円以上の両替で無料に。代引きは送料700円。
大黒屋宅配サービス 送料700円。振り込みのみ。
トラベレックス 送料1,000円(振込・代引きとも)。10万円以上の両替で無料に。

レートの比較は送料込みの金額で、代引きのみの業者もあるため振込手数料は無視しています。

ドルユーロ ¥54,784
大黒屋 外貨宅配 ¥55,352
トラベレックス オンライン ¥55,584

ユーロの宅配ならドルユーロが最安と思えるところですが、実は、成田空港グループの外貨両替専門店「GPA」も外貨宅配をしてくれます。

GPA 店舗と同レートで送料無料。代引きのみ。最低額は3万円以上。

3万円以上で送料無料となるため、外貨宅配業者としても最安なのですが、第3位で登場していて、空港の銀行系両替コーナーより安いことがわかっているので、ここでは省略させてもらいました。

【最下位】フランス・シャルル・ドゴール空港の外貨両替所

パリの空港(フランス・シャルル・ドゴール空港)の外貨両替所がぶっちぎりの最下位でした。

63,658円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より9,018円高い)

ユーロは絶対に日本国内で両替しないといけないですね。これだけは覚えておいてください。

ユーロは海外キャッシングがお得。国内で両替ならどこでもそれほど差はない

金券ショップは確かに安かったですが、競合店の価格調査もしっかり行っていて、1日に何度もレートが変更されるそうですし、わざわざ金券ショップに行っても、その時のレートがいつも安いとは断言はできません
更には、行ってみたらユーロが売り切れていた、という可能性もあるので、あまり現実的な両替方法とは言えません。

それよりも海外キャッシングがこんなにお得だったことに驚きです。

フランス、イタリアへ行く場合は現金は少なめにして、必要な時に必要な分だけ海外キャッシングをするのが一番お得だと言うことが分かりました。

では、少なめの現金をどこで両替するか・・・というと日本国内ならどこで両替してもそれほど差がないことも分かりました。
一番手軽に両替できる日本の空港を利用しても良いと思います。

ただ言えるのは、絶対日本で両替していくこと。ユーロは渡航先の空港で両替すると損、ということだけ覚えておくと良いでしょう。

それでは、記事のまとめです。

  • ユーロの両替は日本の空港でOK(銀行系より外貨両替専門店GPAの方が安い傾向あり)
  • 空港での両替は少なめにして、現地ATMで海外キャッシングするのがお得

フランス、イタリアへ行くときのために、ぜひ覚えておいてください。

ドルから台湾ドル、韓国ウォン、タイバーツまで、12通貨の調査結果はこちらの記事でまとめています。

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