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治安や環境が良く、大自然を感じられる魅力的な国、カナダ。英語圏なので、留学やワーキングホリデーなどで渡航する人も多い国です。

クレジットカード先進国ですが、チップ文化があるので、ホテルやレストラン、タクシーを利用した時などはチップの支払いが必要です。

また、田舎町のホテルやレストランでは現金しか使えないところも多いようです。

カナダに行く際は、現金は持っていた方が良いでしょう。

カナダドルの両替については、空港で両替する人も多いでしょう。でも、もっとお得な両替方法があるなら知りたいですよね?

円からカナダドルへの外貨両替レートが本当に安いのはどこなのか?
空港から金券ショップ、外貨両替宅配店まで、実際に15の店舗と方法でレートを調べて安かった順にランキングでご紹介します。


カナダドルの相場とお札・コインについて

カナダで利用されるドル(Canadian dollar)は、C$と表記されます。

現在は、1カナダドル=84円から86円ぐらいを推移しています。

紙幣 5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドル
貨幣 10セント(ダイム)、25セント(クオーター)、1ドル(ルーニー)、2ドル(トゥーニー)

コインは、別名がついているので、現地ではその呼び名が使われることも。
覚えておくと便利です。

物価に関しては、ほぼ日本と変わらないぐらいです。
外食などは日本より高いですが、スーパーで買う食料品やタクシーなどの交通費などは日本よりも安いようです。

500カナダドル両替してレートが安かった店まとめ

レートの差がわかりやすいように、500カナダドル(42,000円程度)に両替した場合で比べています。

外貨両替の手数料はどこもレートに含まれていました。調査日は2018年4月18日です。

調査した店舗は

  • 成田・羽田空港の銀行系両替所
  • 銀行の支店
  • 外貨両替専門店
  • 金券ショップ
  • 外貨宅配業者
  • クレジットカードの海外キャッシング

の6カテゴリー、合計15の店舗と方法です。

早速、調査結果を発表しましょう。各カテゴリーごとに一番安い店舗を抜粋し、まとめて一覧表にしています。

金券ショップ
(アクセスチケット)
¥42,690

手数料の差 285円
クレジットカードの海外キャッシング
(エポスカード)
¥42,975

手数料の差 1,465円
外貨宅配業者
(ドルユーロ)
¥44,440

手数料の差 2,015円
外貨両替専門店
(GPA)
¥46,455

手数料の差 500円
銀行の支店
(三菱UFJ銀行支店)
¥46,955

手数料の差 5円
成田・羽田空港の銀行系両替所
(みずほ銀行)
¥46,960

最安は金券ショップの「アクセスチケット」で、次にクレジットカードの海外キャッシング(詳細は後述)が続きます。

最安のアクセスチケットは、成田・羽田空港にある銀行系両替コーナーよりも4,270円安いという結果です。かなりの差ですね。

とは言え、金券ショップはわざわざ行っても外貨の在庫切れや、日によってレートがかなり変動する可能性など、デメリットがあるため、おすすめの両替方法とは言い難いです。

カナダドルの場合、現実的には

  • クレジットカードの海外キャッシング
  • 外貨両替専門店

がお得で手間のかからない両替方法と言えるでしょう。

それでは、個別の各カテゴリーのレート詳細を見ていきましょう。


【第1位】カナダドル両替の最安は「金券ショップ」(アクセスチケット)

カナダドルの両替で一番安かったのは、金券ショップの「アクセスチケット」でした。

中でも特に安かったのが、アクセスチケットの新宿西口店と新宿大ガード店です。

42,690円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より4,270円安い)

調査したすべての金券ショップを安い順に並べてみました。

アクセスチケット
新宿西口店・新宿大ガード店
¥42,690
ドルレンジャー
新宿西口店
¥42,740
ドルレンジャー
東京駅前店
¥43,280
大黒屋
新宿南口店
¥47,425

アクセスチケットが一番安く、ドルレンジャー(チケットレンジャー)、大黒屋と続いています。

ドルレンジャーは新宿西口店と東京駅前店を調べましたが、金券ショップ激戦区の新宿西口の方が安くなっていました。

最大手の大黒屋は、大阪・福岡を含めた4店舗を調査しましたが、カナダドルに関しては新宿南口店しか取り扱いがなく、レート自体も他の金券ショップに比べると高めでした。

金券ショップは確かに安いですが、デメリットがあることも忘れてはいけません。

まず、金券ショップに行くまでの時間と交通費がかかります。
近くに安く両替できる金券ショップがあれば良いですが、そうではない場合、わざわざ行くのも大変です。

また、金券ショップには、いつでも両替したい通貨が揃っているというわけではありません
実際行ってみたら売り切れで両替できなかった、在庫が足りなかったという可能性だってあります。

さらには、高額紙幣の扱いが多く、チップなどで使いたい2Sドル、5Sドル、10Sドル紙幣の扱いは少ないようです。

以上のデメリットを考えると、いくら安く両替できると言っても利用しづらいですね。

レートは良くても金券ショップは注意が必要

金券ショップでは、店が買い取りしたカナダドルを販売しています。そのため、いつもカナダドルを扱っているわけではなく、在庫があっても基本的には少額です。

別の日に店を確認すると、売り切れの通貨がたくさんあり、カナダドルの在庫もわずかのようでした。

両替レートが良いからといって、金券ショップでまとまった金額を両替するのは現実的に難しいようです。

【第2位】クレジットカードの海外キャッシング

知らない人も多いですが、海外のATMで日本のクレジットカードを使って現地通貨を引き出すことができます。

海外キャッシングと呼ばれるもので、カードの支払日に利息を含めた金額が引き落としされるのですが、利息を含めてもそのレートはほとんどの外貨両替方法よりもかなり割安です。

エポスカードを使った今回のカナダドルの両替では、

42,975円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より3,985円安い)

という結果になりました。

エポスカードは、海外キャッシングの利息が初回30日分無料でお得なおすすめのカードです。

エポスカード 2,000円分ポイントプレゼント中(今だけ) エポスカード シルバー

空港はもちろん、カナダでは街中にも至る所にATMがあります。

海外キャッシングがさらにお得なカードも紹介しているので、こちらの記事もチェックしてみてください。

icon-chevron-circle-right 【海外キャッシング手数料比較】外貨両替よりクレジットカードがおすすめ

【第3位】外貨宅配業者(ドルユーロ)

外貨両替の宅配サービス「ドルユーロ」

カナダドル両替のレートで第3位となったのが、外貨を宅配で届けてくれる外貨宅配業者「ドルユーロ」です。

44,440円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より2,520円安い)

外貨宅配専門業者で今回調査したのは、ドルユーロと、宅配に対応している金券ショップの大黒屋、トラベレックスです。

まず、送料や配送方法の違いのまとめです。

ドルユーロ 送料400円。10万円以上の両替で無料に。代引きは送料700円。
大黒屋宅配サービス 送料700円。振り込みのみ。
トラベレックス 送料1,000円(振込・代引きとも)。10万円以上の両替で無料に。

レートの比較は送料込みの金額で、代引きのみの業者もあるため振込手数料は無視しています。

ドルユーロ ¥44,440
トラベレックス オンライン ¥47,995
大黒屋 外貨宅配 ¥48,120

大黒屋宅配は、ドルユーロと比べると、3,680円も高い結果となっていました。

トラベレックスの外貨宅配は、10万円以下の両替は送料が1,000円かかりますが、送料分を差し引いてもドルユーロのほうがお得でした。

【第4位】外貨両替専門店「GPA」

空港には銀行系列以外の外貨両替所があります。

成田空港グループの「GPA」と、世界最大の外貨両替専門店「トラベレックス(Travelex)」のドルレートを比較したところ、わずかですがGPAの安くなっていました。

46,455円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より505円安い)

調査した外貨両替専門店を安い順に並べてみました。

GPA ¥46,455
トラベレックス オンライン ¥46,995
トラベレックス 新宿西口店 ¥47,900

トラベレックスオンラインとは、オンラインで事前に購入し、空港で受け取った場合に適用されるレートです。

トラベレックス店舗のレートはオンラインより基本的に悪いですが、店舗利用だけのメリットもあります。

メリット クレジットカード(JCB)で外貨両替できるため、支払いを翌月以降に繰り越せる。ポイント分も実質割引になる。

クレジットカードのショッピング枠を使って外貨両替ができるというのは、他にない大きな特長です。

分割払いにすれば、さらに支払いを遅らせることもできますし、お金にあまり余裕がないという場合は利用する価値がありますね。

【第5位】銀行の支店(三菱UFJ銀行)

大手都市銀行の支店でカナダドルを両替した場合のレートも調査しましたが、三菱UFJ銀行は、空港にある銀行系の両替コーナーよりも良いレートで第5位となりました。

46,955円
(成田・羽田空港の銀行系両替所より5円安い)

調査した大手銀行は以下の通りです。

三菱UFJ銀行 ¥46,955
みずほ銀行 ¥46,960
三井住友銀行 ¥47,960

最安の三菱UFJと三井住友銀行の差は1,005円。
同じ銀行系でも差が結構ついたので驚きました。

【最下位】成田・羽田空港の銀行系両替所(みずほ銀行)

カナダドルの両替では、成田・羽田空港にある銀行系の両替所が一番レートが悪い、という結果になりました。

空港の外貨両替所は、誰でも利用したことがある、一番便利で使いやすい両替所ですよね。
それなのに、一番高かったという結果でびっくりです。

今回は、羽田空港の出発ロビーで歩いて15秒ほどのところにある「みずほ銀行」と「SMBC信託銀行」の両替所で調査を実施しました。

みずほ銀行 ¥46,960
SMBC信託銀行 ¥46,975

SMBC信託銀行とみずほ銀行の差は15円。
空港の銀行系の両替所のレートを比較をしても、ほとんど節約できることはなさそうです。

銀行系の両替所は空港以外にもあり、レートはどの店舗でも同じなので、為替レートが円高カナダドル安の時期を見計らって両替するのはよいかもしれません。

みずほ銀行
外貨両替ショップ
大手町、銀座、池袋、渋谷、新宿、新宿西口、阪急梅田、秋葉原、鎌倉、新宿駅東南口、立川、東武川越、浜松町、原宿、東京駅八重洲口
SMBC信託銀行
外貨両替コーナー
浅草、秋葉原、有楽町マリオン、銀座、六本木、渋谷、二子玉川、新宿、新宿西口、池袋、横浜

 

カナダドルは日本の空港の銀行系両替所で両替すると損をする

一番利用する人が多いと思われる、空港にある銀行系の両替所が一番高かった、というかなりショッキングな結果でした。

最安は金券ショップの「アクセスチケット」で、新宿西口の他の金券ショップも安いところがありましたが、金券ショップは競合店の価格調査をしっかり行っていて、1日に何度もレートが変更されるそうですし、わざわざ金券ショップに行っても、その時のレートがいつも安いとは断言はできません

今回の調査の結果としては、カナダドルの両替は、海外キャッシングが一番手軽でお得、という事が分かりました。

それでは、記事のまとめです。

  • カナダドルは海外キャッシングが手軽でお得
  • 外貨宅配業者「ドルユーロ」も安くておすすめ

カナダに行くときのために、ぜひ覚えておいてください。

ドルから台湾ドル、韓国ウォン、タイバーツまで、12通貨の調査結果はこちらの記事でまとめています。

【外貨両替レート20店舗比較】手数料がお得なおすすめは銀行?大黒屋?