海外では現地通貨への両替が必要ですから、どれくらいお金を持っていくべきか悩みますよね。行き先別でアンケート調査を実施し、海外旅行での支払い事情を調べましたので参考にしてみてください。

 

持っていくべき現金は、旅行先ごとにさまざま

海外では大金を持ち歩くのは防犯上心配ですし、多く両替しすぎて余ってしまうのも勿体ないものです。しかし少なすぎると、足りなくなったときスムーズに両替できるかなど、不安に感じるでしょう。

旅なれない方や、初めて行く国の場合は尚更、現地での様子がイメージできないので、なおさら迷ってしまいますね。

具体的な数字は、ツアーなのか、食事込の宿泊プランなのか、宿泊費は前払いか・・・などの条件で変わってきます。また、国ごとの物価やクレジットカード普及率なども加味しなければなりません。

多くの人が用意しておくと安心なものとして、以下のものがあります。

  • 自宅から出国までの交通費や食事代(日本円)
  • 渡航先の空港からホテルなどへの交通費(現地通貨)
  • 初日1日分程度の食費、交通費(現地通貨)
  • ホテルなどでのチップ(現地通貨)

これら以外の支払いは、どれぐらいの場面でカードが使えるかを考えておくと、おおよそ必要な現金の目安が想像できます。

また、現地通貨への両替は、外貨両替所よりも「クレジットカードを使った海外キャッシング」の方がかなりお得です。詳しくは下の記事をご覧ください。

【海外キャッシング手数料徹底比較】外貨両替より実はお得

 

国別に支払い事情をチェック

実際に旅行した人は、どのぐらいお金を使ったのでしょうか。当サイトでは人気の国別で旅行者にアンケートを行い、現金とカードでどの程度の支払いをしたのか調べました。(2017年12月にクラウドワークスにて各国10名ずつ実施)

平均金額ではホテル代金や高額の支払いをした人に影響されてしまうため、目安の金額は「中央値」を採用しました。10人中、5人目と6人目の平均金額となっています。

ハワイ旅行に持って行くべきお金の目安

32,500円(+カード払い20,000円)

旅行日数 3泊4日~9泊10日
3泊、4泊が多数
現金利用額
(一人あたり)
【中央値】32,500円
【最高額】150,0000円
【最低額】4,000円
現金高額利用者の
主な使い道
 ●レストランでの飲食費 ●お土産 ●ショッピング
カード利用額
(一人あたり)
【中央値】20,000円
【最高額】420,000円
【最低額】0円
カード高額利用者の
主な使い道
●オプショナルツアー代(ハイキング、ダイビング) ●宿泊費 ●ショッピング(化粧品、服、バッグ) ● お土産

ハワイは物価が日本と同等から高いくらい

ブランド品などのショッピングやオプショナルツアーなどによっては高額な旅行になりますが、食事をホテルでなく地元のお店で済ませたり、特別なアクティビティ二参加せず海でのんびり過ごしたりといった旅ならば、意外とローコストに抑えられます。

旅先として人気が高く様々な人が様々な過ごし方をするので、支払いに関して「傾向」といえるものはないに等しいです。

ただし、ハワイは多くの場所でクレジットカードが使え、宿泊費、ショッピング、オプショナルツアーなどほとんどの支払いをカードで済ませられます。防犯面から考えても、現金はあまり持たなくて良いでしょう

 

韓国旅行に持って行くべきお金の目安

22,500円(+カード払い10,000円)

旅行日数 1泊2日~13泊14日
2泊が多数
現金利用額
(一人あたり)
【中央値】22,500円
【最高額】140,000円
【最低額】2,500円
現金高額利用者の
主な使い道
●ホテル宿泊費 ●お土産
カード利用額
(一人あたり)
【中央値】10,000円
【最高額】300,000円
【最低額】0円
カード高額利用者の
主な使い道
●ホテル宿泊費 ●免税店でのショッピング

韓国の物価は、近年高くなってきています。特に観光客向けの商品は高めです。しかしまだ日本よりは安く、ショッピングやグルメ、エステなどを楽しめます

その為、全体的に支払額は低め。ホテル宿泊費や高額なショッピングなどのまとまった出費がなければカードを使わないという方も多いようです。

しかし、韓国はクレジットカード大国で、大概の場所でカードが使えます。屋台でも使えるところがほとんどで、小額の支払いでもOKです。

基本的にチップの要らないお国柄ですし、現金は最低限に抑えてカードをメインに使うとスムーズでしょう

 

 

台湾旅行に持って行くべきお金の目安

30,000円(+カード払い10,000円)

旅行日数 2泊3日~6泊7日
2泊、3泊が多数
現金利用額
(一人あたり)
【中央値】30,000円
【最高額】50,000円
【最低額】7,500円
現金高額利用者の
主な使い道
●ホテル宿泊費 ●交通費 ●食事代
カード利用額
(一人あたり)
【中央値】10,000円
【最高額】30,000円
【最低額】0円
カード高額利用者の
主な使い道
●ホテル宿泊費 ●ステサロン ●免税店でショッピング

近年物価が上がってきた台湾。コンビニなど日本とほとんど価格差がないものもありますが、ローカルフードや交通などは割安です

日本から近く滞在期間が短めの旅行が多いこともあり、出費自体低めになる傾向があります。

台湾ではまだクレジットカード普及率が高くなく、屋台や夜店、タクシーなど、カードが使えないところも少なくありません。数千円分ほどは現金を持っていると便利です

 

中国旅行に持って行くべきお金の目安

30,000円

旅行日数 1泊2日~6泊7日
2泊が多数
現金利用額
(一人あたり)
【中央値】30,000円
【最高額】72,000円
【最低額】10,000円
現金高額利用者の
主な使い道
 ●観光(入場料) ●食事代 ●お土産
カード利用額
(一人あたり)
【中央値】0円
【最高額】40,000円
【最低額】0円
カード高額利用者の
主な使い道
●ホテル宿泊費  

中国の物価は、地域によって大きく変わります。上海、北京など都市部では日本と同等程度、特に観光客向けのサービスは日本に比べて割高なものあります

ローカルフードや交通は安いので、過ごし方によってはあまりお金はかかりません。しかし外国人相手には価格を吊り上げるお店もあり、相場や信用できるお店を調べておく必要があります。

アンケートでは、「中国では怖くてカードは使わなかった」という回答が多く見られました。一般的なお店では、スキミングなどの犯罪を心配する方が多いわけです。

そもそも、エリアによってはクレジットカードが使えない場所があったり、使えても銀聯カードだけというカード事情も関係しているでしょう。

犯罪に関しては、カード会社のセキュリティがあるのですぐに大きな損害を受けることは稀と言えます。しかし不安を感じる場合は有名ホテルなど、信頼できる場所だけでカードを出すようにすると良いですね。

 

タイ旅行に持って行くべきお金の目安

23,750円(+カード払い7,500円)

旅行日数 2泊3日~6泊7日
3泊が多数
現金利用額(一人あたり) 【中央値】23,750円
【最高額】200,000円
【最低額】500円
現金高額利用者の主な使い道 ●食事代 ●ホテル宿泊費 ●交通費
カード利用額(一人あたり) 【中央値】7,500円
【最高額】40,000円
【最低額】0円
カード高額利用者の主な使い道 ●ショッピング(ブランド品、化粧品、洋服) ●ホテル宿泊費

タイは物価が安いのも魅力のひとつ。高級ホテルなど一部を除けば、日本に比べて格安でグルメやマッサージなどを楽しめます

出費が少ない分、カードはあまり使わないという方もいます。全体的に支払い自体が少ないので、持ち歩く現金も日本の生活に比べれば小額で良いでしょう。

タイは現在、クレジットカード網が発達中で、カードを使える場所が増えてきています。また、スリなどの犯罪も多いのでなるべく現金の持ち歩きは少なくするのがおすすめです。

ただし、バスやトゥクトゥクなどの交通、ローカルなショップなどではまだカードが使えないところも多々ありますし、小額のチップを渡す習慣もあります。数千円分を両替しておくと便利です

 

現金を持っていく際の注意点

小額紙幣を中心に持つ

両替する際、選べる場合は小額紙幣の割合を多くしましょう

海外では日本に比べて偽造紙幣が多く出回っています。その為、高額紙幣を出すと受け取りを拒否されたり、本物か調べるためにじっくり見られたりと、スムーズに買い物ができない場合があります。

特にチップを渡す習慣がある国では、さっとチップを出せるとスマートですね。チップ用に、適度な額を手元に確保しておくと良いでしょう。

 

現金は分散して持つ

国や地域にもよりますが、海外は日本よりも犯罪率が高いと考えましょう。日本人観光客はお金を持ち歩く上に防犯意識が低いと考えられ、スリや引ったくりのターゲットにされがちでもあります。

旅先でお金を失くしたら、損失ももちろんですが、かなり不安になりますし不便もあるでしょう。折角の旅が台無しです。

少しでもリスクを分散するために、現金は財布、胸ポケット、カバンなど小分けにして持ち歩きましょう。一部は持ち歩かずにホテルの金庫に入れておくのも良いでしょう。

 

税関で申告が必要かも

国ごとに、税関で持ち込みや持ち出しを制限しているものがあり、お金もそのひとつです。国によっては、現金、トラベラーズチェック(TC)、小切手、約束手形などを合算するところや、自国通貨の持ち出しを厳しく制限しているところもあります。

10,000USD程度(日本円で100万円ほど)を基準とする国が多いです。まとまった額なので一般的な旅行ではあまり心配はいりません。

しかし国ごとに制限の金額や課税の有無は変わります。また、罰金などの罰則がある国も多いので、一応チェックしておくと安心です。

たとえば入国の際、各国のルールは以下のようになっています。

アメリカ TC等含めUSD10,000以上は要申告
フランス TC等含めEUR10,000相当以上は要申告
イギリス TC等含めEUR10,000相当以上は要申告
台湾 外貨USD10,000相当以上、現地通貨TWD60,000以上は要申告
中国 外貨USD5,000相当、現地通貨2万元以上は持ち込み禁止
香港 外貨、現地通貨ともに無制限
韓国 USD10,000相当以上は要申告

ちなみに、日本では100万円(現金のほか小切手や約束手形、有価証券などの合計)の持ち出しや持ち込みには申告が必要です。申告しないと、関税法違反で5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金に処される可能性があります。

現金に限らず、国ごとに持ち込み・持ち出しの制限は色々とあります。食品や電子機器、毛皮、土など、指定の物品は多岐にわたり、国によってはかなり厳重です。うっかり持ち込んだ場合没収されたり、逮捕されたりしてしまう可能性もありますので、要チェックです。

 

現金が足りなくなった場合は?

現金が足りなくなった場合、現地の両替所で両替することもできますが、ATMと対応するクレジットカードがあれば海外キャッシングがおすすめです

キャッシングというと気が引けるかもしれませんが、カード支払いの引き落としと一緒に返済できるので心配はいりません。カードによっては支払い引き落としより早く返済することもでき、そうすれば利息も抑えられます。

利息自体も、両替手数料よりほとんどの場合安くなります。(詳しくは下の記事参照)

【海外キャッシング手数料徹底比較】外貨両替より実はお得

たとえば、1ドル=100円、 金利は18%で1,000ドルを海外キャッシングして30日後に返すとすると、1日あたりの金利は10万円×0.18÷365で、49円となります。返済は30日後ですから、49×30で全部で1470円です。

両替所の手数料は両替額の3%~20%ほどで、10万円だと3,000円~20,000円程度となりますから、この場合では海外キャッシングの方がお得ですね。

サっと現地通貨を手に入れられるので、事前に対応するクレジットカードを持っているか、また海外でのATMの使い方を確認しておきましょう。操作時の防犯対策もしっかり確認してください。