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サムギョプサルにダッカルビなど、辛い料理が好きな人も、韓流スターやアイドルの応援に行く人も。

お隣の国、韓国へ訪れる日本人は毎月15万人以上もいます。

クレジットカードの利用率は日本よりも高いと言われている韓国。
コンビニでの少額会計でもカードで支払う人は多いです。

しかし、町中の屋台や、老舗の韓国料理店などでは、まだクレジットカード利用不可のお店が多いのも事実。

いったい、どれぐらいの現金をどこで替えていくのがお得なのでしょうか。


韓国ウォンの相場とお札・コインについて

韓国で利用される通貨はウォンと呼ばれます。

韓国に行ったことがある人は、100ウォンがだいたい10円ぐらいと覚えいる人も多いのではないでしょうか。
日本と物価はそれほど変わらないのに、とにかく単位が大きくて混乱してしまいそうです。

1ウォン=0.099円。約0.10円です。(2018年7月現在)

紙幣 1,000ウォン、5,000ウォン、10,000ウォン、50,000ウォン
貨幣 500ウォン、100ウォン、50ウォン、10ウォン

国際通貨コードはKRWです。

500,000ウォン両替してレートが安かった店まとめ

レートの差がわかりやすいように、500,000ウォン(50,000円程度)に両替した場合で比べています。

外貨両替の手数料はどこもレートに含まれていました。調査日は2018年4月18日です。

調査した店舗は

  • 成田・羽田空港の銀行系両替コーナー
  • 仁川国際空港の両替所
  • 銀行の支店
  • 外貨両替専門店
  • 金券ショップ
  • 外貨宅配業者
  • クレジットカードの海外キャッシング

の7カテゴリー、合計20の店舗と方法です。

早速、調査結果を発表しましょう。各カテゴリーごとに一番安い店舗を抜粋し、まとめて一覧表にしています。

金券ショップ
(アクセスチケット)
¥50,050

手数料の差 550円
クレジットカードの海外キャッシング
(エポスカード)
¥50,600

手数料の差 1,030円
外貨宅配業者
(ドルユーロ)
¥51,630

手数料の差 708円
仁川国際空港の両替所 ¥52,338

手数料の差 2,062円
空港の銀行系両替コーナー
(みずほ銀行)
¥54,400

手数料の差 650円
外貨両替専門店
(トラベレックス)
¥55,050

手数料の差 2,850円
銀行の支店
(みずほ、三菱UFJ、三井住友)
¥57,900

最安は金券ショップの「アクセスチケット」で、次にクレジットカードの海外キャッシング(詳細は後述)が続きます。

空港の銀行系両替コーナーを基準として考えると、最安のアクセスチケットは4,350円安く最高値の銀行の支店は3,500円高いという結果でした。

空港の銀行で両替するのが一番手っ取り早くて楽だと思っている人は多いでしょうが、4,000円も安く両替できる方法があるということを知ると、考え直したくなりませんか?

ですが、最安は金券ショップと言え、わざわざ時間とお金をかけて金券ショップまで行くのはあまり得策ではないと思います。電車賃等かかりますしね。

現実的に考えると、韓国ウォンの場合は

  • クレジットカードの海外キャッシング
  • 韓国の空港での両替

がお得で手間のかからない両替方法と言えるでしょう。

それでは、個別の各カテゴリーのレート詳細を見ていきましょう。


【第1位】ウォン両替の最安は「金券ショップ」

一番安かったのは、前述の通り金券ショップでした。

中でも特に安かったのが、アクセスチケットの新宿西口店です。

50,050円(成田・羽田空港の銀行系両替コーナーより4,350円安い)

調査したすべての金券ショップを安い順に並べてみます。

アクセスチケット
新宿西口店・新宿大ガード店
¥50,050
ドルレンジャー
新宿西口店
¥50,590
ドルレンジャー
東京駅前店
¥51,020
チケットオズ
新宿店
¥52,250
甲南チケット
新宿西口思い出横丁店
¥57,400
大黒屋
新宿南口店
¥57,650

アクセスチケットが飛び抜けて安く、ドルレンジャー(チケットレンジャー)、チケットオズが続いています。

ドルレンジャーは新宿西口店と東京駅前店を調べましたが、金券ショップ激戦区の新宿西口の方が安くなっていました。

最大手の大黒屋は調査した限りでは、韓国ウォンの取り扱いは新宿南口店しかなく、レート自体も他の金券ショップに比べると高めでした。

金券ショップは確かに安いです。しかしデメリットもあること忘れてはいけません。

まず、金券ショップは10,000ウォン、50,000ウォンなどの高額紙幣のみ扱っていて、1,000ウォン、5,000ウォンといった少額紙幣の扱いがない店が多いです。

ほとんどの場所でクレジットカードでの支払いが可能な韓国で、現金を持っていないと困る場合は、主に屋台や地下鉄の券売機などを利用する時でしょう。
ですが、屋台や券売機では高額紙幣は使いづらく、お釣りがないなどの理由で買う事ができないこともあるかもしれません。

韓国で現金を使う場合=少額の支払いの時と考えると、高額紙幣のみの取り扱いが多い金券ショップでの両替は安いからと言って必ずしも最良の方法とは言えないかもしれません。

レートは良くても金券ショップは注意が必要

金券ショップでは、店が買い取りした韓国ウォンを販売しています。そのため、いつも韓国ウォンを扱っている保証はなく、運が悪ければ売り切れ、ということもあります。

両替レートが良いからといって、金券ショップでまとまった金額を両替するのは現実的に難しいようです。

【第2位】クレジットカードの海外キャッシング

知らない人も多いですが、海外のATMで日本のクレジットカードを使って現地通貨を引き出すことができます。

海外キャッシングと呼ばれるもので、カードの支払日に利息を含めた金額が引き落としされるのですが、利息を含めてもそのレートはほとんどの外貨両替方法よりもかなり割安です。

エポスカードを使った今回の韓国ウォン両替では、

50,600円(成田・羽田空港の銀行系両替コーナーより3,800円安い)

という結果になりました。

エポスカードは、海外キャッシングの利息が初回30日分無料でお得なおすすめのカードです。

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ATMは空港には必ずありますし、コンビニや地下鉄の駅などにもあります。

海外キャッシングがさらにお得なカードも紹介しているので、こちらの記事もチェックしてみてください。

icon-chevron-circle-right 【海外キャッシング手数料比較】外貨両替よりクレジットカードがおすすめ

【第3位】外貨宅配業者(ドルユーロ、大黒屋宅配ほか)

外貨両替の宅配サービス「ドルユーロ」

韓国ウォン両替のレートで第3位となったのが、外貨を宅配で届けてくれる外貨宅配業者の「ドルユーロ」です。

51,630円(成田・羽田空港の銀行系両替コーナーより2,770円安い)

調査したのは外貨宅配専門業者の「ドルユーロ」と、宅配に対応している金券ショップの「大黒屋」、「トラベレックス」です。

まず、送料や配送方法の違いのまとめです。

ドルユーロ 送料400円。10万円以上の両替で無料に。代引きは送料700円。
大黒屋宅配サービス 送料700円。振り込みのみ。
トラベレックス 送料1,000円(振込・代引きとも)。10万円以上の両替で無料に。

レートの比較は送料込みの金額で、代引きのみの業者もあるため振込手数料は無視しています。

ドルユーロ ¥51,630
トラベレックス オンライン ¥56,050
大黒屋 外貨宅配 ¥58,300

韓国ウォンの宅配なら「ドルユーロ」が圧倒的に安かったです。

外貨宅配については「ドルユーロ」は安かったですが、それ以外の「トラベレックス」や「大黒屋」については、国内の空港の銀行系両替コーナーで両替するより高いという結果でした。
手軽に両替できる空港より高くなるなら、外貨宅配業者については「ドルユーロ」以外は利用する意味はありませんね。

【第4位】仁川国際空港の外貨両替所

第4位は、韓国の仁川国際空港の外貨両替所でした。

52,338円(成田・羽田空港の銀行系両替コーナーより2,062円安い)

同じ空港でも、日本国内で両替して行くことより、韓国に到着後、現地空港で両替した方がお得です。
クレジットカードが使えるから現金はあまり必要ない・・・と思っていても、電車や地下鉄、タクシーなどでソウル市内に行く場合、万が一カードが使えなかったら、と不安になります。

空港で両替を考えるなら、羽田や成田空港ではなく、韓国の空港で両替、と覚えておきましょう。

【第5位】国内空港の銀行系両替コーナー(みずほ、SMBC)

国内の空港の外貨両替コーナーは、誰でも利用したことがある、一番便利で使いやすい両替所でしょう。

今回は、羽田空港の出発ロビーで歩いて15秒ほどのところにある「みずほ銀行」と「SMBC信託銀行」の両替コーナーで調査を実施しました。

みずほ銀行 ¥54,400
SMBC信託銀行 ¥57,850

みずほ銀行とSMBC信託銀行の差は3,450円。かなり大きい差でした。
空港ならどこも変わらない、というのは大きな間違いです。
少し早めに空港に来て、どこの銀行のレートが一番安いか確認してから両替する方がよさそうです。

ちなみに、銀行系の両替コーナーは空港以外にもあり、レートはどの店舗でも同じなので、為替レートが円高ウォン安の時期を見計らって両替するのもよいかもしれません。

みずほ銀行
外貨両替ショップ
大手町、銀座、池袋、渋谷、新宿、新宿西口、阪急梅田、秋葉原、鎌倉、新宿駅東南口、立川、東武川越、浜松町、原宿、東京駅八重洲口
SMBC信託銀行
外貨両替コーナー
浅草、秋葉原、有楽町マリオン、銀座、六本木、渋谷、二子玉川、新宿、新宿西口、池袋、横浜

【第6位】外貨両替専門店「トラベラックス」

空港には銀行系列以外の外貨両替所があります。

成田空港グループの「GPA」と、世界最大の外貨両替専門店「トラベレックス(Travelex)」の韓国ウォンのレートを比較したところ、トラベラックス羽田空港店が最安でした。

55,050円(成田・羽田空港の銀行系両替コーナーより650円高い)

調査した外貨両替専門店を安い順に並べてみます。

トラベレックス 羽田空港店 ¥55,050
トラベレックス オンライン ¥55,050
GPA ¥57,350
トラベレックス 新宿西口店 ¥58,500

トラベレックスオンラインとは、オンラインで事前に購入し、空港で受け取った場合に適用されるレートです。

トラベレックス店舗のレートはオンラインより基本的に悪いことが多いですが、調査した時は韓国ウォンに関しては、違いはありませんでした。

また、トラベラックス オンラインに関しては、実店舗と比較すると以下のようなメリットもあります。

メリット クレジットカード(JCB)で外貨両替できるため、支払いを翌月以降に繰り越せる。ポイント分も実質割引になる。

クレジットカードのショッピング枠を使って外貨両替ができるというのは、他にない大きな特長です。

分割払いにすれば、さらに支払いを遅らせることもできますし、お金にあまり余裕がないという場合は利用する価値がありますね。

【最下位】銀行の支店(三菱UFJ、三井住友、みずほ)

大手都市銀行の支店で韓国ウォンを両替した場合のレートも調査しましたが、空港にある銀行系の両替コーナーよりも悪いレートでした。

57,900円(成田・羽田空港の銀行系両替コーナーより3,500円高い)
三菱UFJ銀行 ¥57,900
三井住友銀行 ¥57,900
みずほ銀行 ¥57,900

銀行による差はなく、どこで両替しても同じ結果でした。

銀行の支店では、外貨両替以外にたくさんの業務があるので、外貨両替は空港の銀行系両替コーナーでしてほしいのかもしれませんね。

銀行の支店で外貨両替するのはもったいないということを覚えておきましょう。

 

ウォン両替は海外キャッシングか韓国の空港で

今回の調査では、金券ショップ「アクセスチケット」が最安でしたが、わざわざ金券ショップに行っても、その時のレートがいつも安いとは断言できませんし、ましてや、「金券ショップに行ってみたらウォンが売り切れだった」などという事態になってしまったら話になりません。

韓国では、クレジットカードが使えるところが多いことも考えると、必要な時に必要な分だけ、海外キャッシングをする方がよさそうです。
韓国には日本と同じようにコンビニがたくさんありますし、地下鉄などでもATMがあり、手軽にキャッシングが可能です。韓国のATMは日本語表記可能なものもあり、初めてでも安心して使えます。

事前にある程度韓国ウォンを用意しておきたい場合は、時間に余裕があれば外貨宅配の「ドルユーロ」を利用するのも安くておすすめです。
もし事前に両替する時間がない場合などは、韓国の空港両替所の利用も良いでしょう。
日本の空港での両替や国内の銀行支店での両替だけは避けてください。

それでは、記事のまとめです。

  • 両替するなら、外貨宅配の「ドルユーロ」を利用するか韓国の空港で
  • 両替は少なめで、足りない場合は現地ATMで海外キャッシングするのがお得

韓国へ旅行に行くときのために、ぜひ覚えておいてください。

ドルから台湾ドル、ユーロ、タイバーツまで、12通貨の調査結果はこちらの記事でまとめています。

【外貨両替レート20店舗比較】手数料がお得なおすすめは銀行?大黒屋?