2024年の海外保険付きクレジットカード徹底比較

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長期留学・ワーキングホリデーの保険で一番安い!?クレカを使った節約方法

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長期留学やワーキングホリデーなど、クレジットカードの付帯保険だけでは期間をカバーしきれない長期の海外滞在でも、別の保険を上手に活用して保険費用を節約する方法について、詳しく解説します。

保険の費用を自分で支払う場合でも、家族に支払ってもらう場合でも対応可能です。

 


クレジットカードの付帯保険は最長90日まで

長期滞在の出国から帰国まで全てを一般の海外旅行保険でカバーするとなると、その費用もかなりの額となってしまいます。できることなら、その費用を少しでも抑えたいものですよね。

年会費無料で海外旅行保険が付いたクレジットカードを複数枚持てば、一番大切な治療費の補償額を上乗せでき、有料の保険いらずにできるためおすすめです。

ですが、カードの保険には出国から90日までといった保険期間の制限があります。(カードによっては30日や60日という期限のものもあります)

長期留学やワーキングホリデーなど、90日以上の滞在の場合にはクレジットカード付帯保険だけではカバーできない期間の分を、他の方法で補う必要があります。

そこで、クレジットカード付帯保険などを活用して、保険費用を抑えられる方法をまとめました。

 

1年分の海外旅行保険に加入するといくらかかるのか

まずは比較のため、クレジットカードの保険をまったく使わずに、出国から帰国までを一括で一般の海外旅行保険でカバーする場合のケースを見てみましょう。

手続きが簡単ですし、日本の会社なので問い合わせなどがしやすく安心、といったメリットがありますが、当然費用は最もかかります。

たとえばAIU保険の留学向けプランの場合、一番安いもの(IR4)で1年で約25万円になります。

 


SuMi TRUST CLUBカードの「海外旅行保険プラス」がベスト

それでは、3ヶ月はクレジットカード付帯の保険で対応し、その後の9ヶ月間を別の保険で対応して保険料を節約する1つめの方法をご紹介します。

いきなり結論になりますが、「SuMi TRUST CLUBカード」の保有者だけが加入できる「海外旅行保険プラス」というサービスを利用するのがダントツでおすすめです。

カード付帯保険の「補償額」を拡大できる海外旅行保険は他にもありますが、出国後に「期間」を拡大できる保険はそもそも国内では「海外旅行保険プラス」だけです。

引受保険会社は東京海上日動なので補償内容・サポートは安心ですし、契約期間が絞れるのでコストも抑えられます。

たとえば、滞在1年のうち90日(3ヶ月)をカード付帯保険でカバーし、残り9ヶ月分を海外旅行保険プラスで契約すると、一番安いプラン(N2)なら約13万円になります。上記のAIUのIR4と補償が同程度のプラン(N4)でも約17万円、留学用プラン(T2)も約16万円と、10万円程度の節約になります。

 

カードは「海外旅行保険プラス」のためと割り切る

海外旅行保険プラスは、三井住友トラストクラブ株式会社が発行しているSuMi TRUST CLUBカードの会員専用の保険です。

必要な期間分だけをプラスできることに加え、そもそもの保険料が手頃なため、費用は抑えながらも十分な備えを用意できます。

その他にも以下のような魅力があります。

  • 海外からの申し込み、補償期間変更が可能
  • 申し込みは電話1本、最短5分でOK
  • 最長2年まで補償
  • 年齢制限なし

海外旅行保険プラスの契約には、SuMi TRUST CLUBカードが必要です。

いくつか種類がありますが、一番加入しやすいのはエリートカードで、年会費は3,240円(税込)です。22歳以上、年収200万円以上が入会可能目安となっています。

条件をクリアできない学生さんはご両親にカード申込みしてもらうようにしましょう。海外旅行保険プラスはカード保有者が1人いれば、家族の分でも申込みが可能です。

残念ながらカード付帯の保険はイマイチ

SuMi TRUST CLUBカード自体にも海外旅行保険は付帯していますので、その内容を確認してみましょう。

保険付帯条件 利用付帯
傷害・疾病治療 150万円
携行品 30万円
傷害死亡・後遺障害 最高3,000万円
賠償責任 なし
救援者費用 50万円
キャッシュレス診療 あり

出国前に付帯条件を満たした場合は出国から2ヶ月、海外で条件を満たした場合はその時から2ヶ月間が保険の期限となります。

付帯保険の内容としては正直イマイチで、この1枚では治療費の補償額も2ヶ月という期間も不十分です。

ですので、SuMi TRUST CLUBカードは「海外旅行保険プラス」を利用するために持つということで割り切り、3ヶ月分の保険は別の年会費無料カードで備えておきましょう。(下記記事参照)

海外旅行保険が自動付帯で年会費無料のクレジットカード2選

1年間の留学やワーキングホリデーなら、3ヶ月分は年会費無料のカード保険で対応し、9ヶ月分を「海外旅行保険プラス」で対応することで、保険費用を10万円ほど節約できます。1年を超える場合でも、一般の保険より費用を大きく削減できるでしょう。

 

長期滞在をカバーする「海外旅行保険プラス」以外の方法

SuMi TRUST CLUBカードの「海外旅行保険プラス」以外で、長期滞在中の保険を節約する方法はほかに以下のパターンがあります。

利用付帯カードを海外で使って補償期間を延長

出国から90日までは自動付帯のカード保険でカバー。その期限が切れるタイミングに合わせて利用付帯カードの付帯条件をクリアすることで、そこから利用付帯カード分の補償を受けられる、というものです。複数枚カードで同じ事を繰り返せば、長期間の補償が受けられます。

しかし、この裏ワザに使えるカードは限られます。また、利用付帯の保険は補償内容が薄いこともあり、使いこなすには十分な下調べ、準備が必要となります。誰にでもおすすめできる方法とは言えません

ただし、費用は利用するカードの年会費プラスアルファ程度に抑えられるので、場合によっては選択肢のひとつとなります。

 

カード付帯保険と海外から入れる海外の保険を組み合せる

出国から90日まではカード付帯の保険でカバーし、それ以降は海外から入れる保険(ワールドノマドやグローブパートナー)でカバーします。

これらの保険は、日本の一般的な海外旅行保険より割安なのが魅力的。カード付帯保険と組み合せることで契約期間を短くでき、コストダウンを図れます。

たとえばグローブパートナーの場合、滞在期間1年、そのうち90日(3ヶ月)をカード保険でまかなうとして残り9ヶ月分とすると、保険料は405ユーロから(EUエリア35歳以下の場合)。1ユーロ=130円とすると、52,000円ほどです。

出国後に手続きが出来るので、当初の予定よりも滞在が伸びた場合などにも対応できます。

ただし、日本の保険にはある言語面のサポートはなく、ワールドノマドは申し込みページからして英語です。ある程度の英語・現地語のスキルがある人向けとなります。また、グローブパートナーには携行品の補償はない、などの注意点もあります。

 


当サイトについて

クレジットカード付帯の海外保険について、活用のコツや注意点を徹底ガイド。旅行会社や空港で無駄な保険に入る必要はないことを証明しています。年会費無料のお得なカードから、子供連れでも家族全員が補償されるゴールド・プラチナカードまでカードの海外旅行傷害保険を比較し、メリット豊富なおすすめカードもご紹介します。
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