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海外の治療費は高額!病気や骨折でいくらかかる?

l_174海外の医療費は日本より高いと言われますが、海外旅行中に病気やケガで手術・入院など治療を受けたら、どれくらいの治療費がかかるのでしょうか。

各国でかかる医療費や、国ごとの医療事情などを調べました。

 



海外では「医療はサービス」

日本には公的保険がありますし、医療は福祉として誰でも平等に受けられるものです。しかし海外では「医療はビジネス・サービス業である」という考え方が一般的です。

そのため、サービスの対価として高額な医療費を求められます

また、海外保険の加入などで支払い能力が保証できない場合、設備が十分な医療施設に掛れないこともあります
場合によっては、まったく治療を受けられない可能性もあるのです。

たとえば、日本では緊急時に無料で使える救急車ですが、有料の国も少なくありません。

無料の公営救急車がある国でも、場合によっては私営の救急車しか使えないこともあり、そうなると数万円の料金がかかります。

さらに初診料が数万円、手術が必要となれば手術費と入院費も必要です。これらも、日本の数倍かかる国が多いです。入院用の大部屋がない病院も珍しくありませんし、夜間など救急の対応には追加料金も必要です。

 

国別の治療費用の相場まとめ

実際にどの程度の治療費が必要になるのかを、国別で表にまとめました。費用はおおよそのもので、病院や治療方針などによって変わりますが、参考にしてください。

日本での治療費は比較のため、海外に合わせて10割負担額で掲載しました。

  盲腸の手術
(虫垂炎)
手首の骨折
(橈骨末端閉鎖性骨折)
日本 60万円 2万円
ロンドン 94万~135万円 13万~20万円
パリ 100万円 4万~5万円
北京 8万~155万円 4万~31万円
ソウル 50万~60万円 3万円
バンコク 48万円 3万円
バリ 71万円 6万円
ゴールドコースト 80万円 5万円
ホノルル 300万円 5万円
カナダ 81万円 8万円

*参考:外務省「世界の医療事情」・ジェイアイ傷害火災保険株式会社サイト

全体的に日本よりも費用がかかる国が多く、盲腸ではハワイのホノルル、手首の骨折では中国・北京が特に高額となっています。

北京は料金の幅もかなり大きいのも特徴です。

人気旅行先の医療事情

人気のある旅行先の医療事情について情報を集めました。表の価格はおおよそのもので地域や病院によっても変わりますが、参考にしてください。



アメリカの治療費相場

アメリカの医療費は非常に高額です。医療訴訟が多いため、医師や病院が支払う損害賠償保険料が高く、また医療従事者の人件費が高いことも相まって、医療費の請求も高くなっているわけです。

中でもニューヨーク市マンハッタン区の医療費は世界一高いとも言われています。地域によって多少の差はありますが、1回の入院で数百万円の請求も珍しくありません。

実際の高額保険金支払い事例
  • 急性虫垂炎で入院し、手術後に腹膜炎を併発(入院8日間):約700万円
  • 上腕骨骨折で入院手術(入院1日間):約150万円
  • 急性虫垂炎で入院手術:約350万円
  救急車料金 初診料 入院部屋代
(日額)
個室 ICU
ニューヨーク 6万円~ 1万5千~
3万円
数十万円
ロサンゼルス 12万円 1万5千円 20万円 100万円
ホノルル 8万円~ 1万5千円 33万円 88万円

中国の治療費相場

北京など大都市の医療レベルは経済成長と共に進歩し、先進国と同等の医療が受けられます。それに伴い医療費も年々高騰しています。特に、日本人スタッフがいたり設備が充実したりしている外資系病院などは、技術設備等が十分で安心感がありますが、比例して医療費も高額です。

一方で、都市部と農村地域の医療格差が大きく、地域によっては十分な医療が受けられない場合もあります

香港では、公立病院は安く治療が受けられますが待ち時間が長く、なかなか治療が受けられません。待ち時間が短い私立病院は割高で、高額請求もしばしばです。

実際の高額保険金支払い事例
  • 脳梗塞で救急搬送、家族が駆けつける(入院29日間):約600万円(治療費用+救援者費用)
  • 胸の痛み、息苦しさから受診。肺水腫と診断:約330万円
  救急車料金 初診料 入院部屋代
(日額)
個室 ICU
北京 3千~
3万円
6千~
2万円
9千~
10万円
9万~
35万円
香港 公営は無料 3千円~ 1万5千~
140万円
不明

韓国の治療費相場

韓国の医療水準は日本と同程度で、医療費も同じくらいです。総合病院には外国人専用の診療部があり、日本語にも対応してくれます。

日本と距離的に近いので、緊急を要する場合意外は帰国して治療を受けるケースが多いようです。

実際の高額保険金支払い事例
  • くも膜下出血で入院手術。家族が駆けつけ、医師・看護師が付き添い医療う搬送(入院55日間):約1,460万円(治療費用+救援者費用)
  救急車料金 初診料 入院部屋代
(日額)
個室 ICU
ソウル 公営は無料 5千円 不明 不明

台湾の治療費相場

病院の大規模化が進む台湾では、医療設備・技術・価格など日本と変わらない治療が受けられます。24時間の救急部門を持つ病院も多いです。それに比べ、個人クリニックは設備が乏しい傾向にあります。

年配のドクターなどは日本語を話せる方が多いですが、その数は減ってきています。

実際の高額保険金支払い事例
  • 気分が悪くなり救急搬送。脳動脈瘤破裂と診断され入院手術。その後家族が駆けつけ、医師・看護師の付き添いで医療搬送(入院35日間):約700万円(治療費用+救援者費用)
  • ベッドから転落し首を痛めた。椎間板ヘルニア、胸椎骨折で入院手術。家族が駆けつけ、医師・看護師の付き添いで医療搬送(入院14日間):約620万円(治療費用+救援者費用)
  救急車料金 初診料 入院部屋代
(日額)
個室 ICU
台北 公営は無料 5千円 5千~
2万円
不明

タイの治療費相場

タイの医療事情は、バンコク・地方都市・農村部といった地域、またそれぞれの医療施設によって大きく異なりますが、主要都市の公立基幹病院や、大規模私立病院では一定の水準が保たれます

特に、代表的な私立病院なら日本と比較しても遜色ない医療レベルです。そういった病院では日本で勉強した医療スタッフが勤務していたり、日本人専用窓口を設けていたりと、日本人の受診も安心です。しかしその分、私立病院は治療費が高額になりがちです。

実際の高額保険金支払い事例
  • スピードボート乗船中、並みの衝撃で腰椎圧迫骨折となり入院手術。家族が駆けつけた。(入院7日間):約670万円(治療費用+救援者費用)
  • 目眩ふらつきから脳梗塞と診断され入院。医師・看護師の付き添いで医療搬送。(入院6日間):約400万円
  救急車料金 初診料 入院部屋代
(日額)
個室 ICU
バンコク 公営は無料
民間は7千~5万円
3千~
5千円
3万~
4万円
5万円

*参考:外務省「世界の医療事情」・ジェイアイ傷害火災保険株式会社「海外の医療事情」「海外での事故例」・プレステージインターナショナル

 

健康保険の「海外療養費制度」は使える?

日本の健康保険には海外療養費制度というものがあります。海外で急な病気やケガなどにより現地の医療機関に掛かった場合、申請すると一部の医療費が払い戻されるというものです。

この制度を利用すれば海外での病気も安心、と考える方もいるかもしれません。

しかし支給金額は、「日本で同じ治療をした場合にかかる治療費か、現地で支払った額の安い方の7割」と決まっています。また、対象になるのは日本で保険診療と認められる医療行為だけです。

たとえば盲腸の手術の場合、日本国内では60万円程度の費用がかかります。この7割というと、42万円です。

いくら手術代として数百万円を請求されたとしても、支給額は42万円程度。無いよりは良いですが、これがあるから安心、というレベルにはありませんね。

そこでやはり、海外旅行保険で備えておく必要があるわけです。

 

カード付帯の保険で足りるの?

カード付帯の保険で備えていたとしても、上記のように数百万円の医療費請求事例を見てみると、「果たしてカード保険で足りるのだろうか」と心配になる方も少なくないでしょう。

実際、保険会社は「カード保険は補償額が足りない」として、医療補償額無制限などの高価な保険商品のセールスをしています。確かに場合によっては1千万円を越える請求もあり得ますから、こう言われてしまうと不安になりますよね。

しかし、上記の例は過去10年間から高額な事例を抜粋したもので、本当に珍しいケースです。

また、多くの事例で治療費に加えて「救援者費用(家族の航空券や滞在費)」も含まれているため、金額がさらに数百万円単位でふくらんでいる部分もあります。

実際に300万円を超えるような高額医療費が必要となるのは、旅行4万回に1回程度の確率なのです。つまりほとんどのケースでは300万円の補償があれば大丈夫ということ。

300万円から400万円の医療費補償があれば安心できるでしょう。医療費300~400万円の補償は、以下の記事でおすすめしているカードなら1枚または2枚で備えられます。

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