海外旅行にはクレジットカードを持っていくと便利ですし、クレジットカードなしだと不便な場面がたくさんあります。カードの必要性や海外旅行におすすめのカード、気になる旅先でのポイントなどをまとめました。

 

海外旅行でクレジットカードが必要な理由

クレジットカードを持っていない方や普段カードを使わない方は、海外旅行に行く際にクレジットカードが必要性を感じないかもしれません。盗難やスキミングなどのトラブルが心配だからカードは持っていきたくない・・・と考える方もいるでしょう。

しかし、クレジットカードを一切持たずに海外旅行へ行くというのは、おすすめできません。

海外では、カードが必要な場面・カードがあると便利な場面が多数あるのです。

海外では現金払いできないことがある

海外ではクレジットカード、デビットカードでの支払いが普及しており、「現金払いお断り」という店も珍しくありませんコンビ二でのちょっとした買い物や電車の乗車券など、様々な支払いがキャッシュレスで済まされます。

現金を扱わないことで、偽札や強盗などのリスクを減らせますし、支払い時間の短縮、レジ管理の手間を省けるなどのメリットがあるわけです。

日本では信じられないかもしれませんが、欧米ではキャッシュレスが当然なのです。近年では中国でも現金離れが進んでいて、スウェーデンでは15%の人は財布に現金を入れていないというデータがあります。

もちろん国にもよりますが、クレジットカードがないと不便に感じられるでしょう。

クレジットカードがないと受けられないサービスも

海外のホテルの多くは、予約時・チェックイン時にクレジットカードが必要です。クレジットカードがないと、宿泊先の確保にも手間取るでしょう。

ホテル側からすると、予約時にクレジットカードの情報を控えていれば、当日不泊や宿泊費の踏み倒し、部屋の汚損や破損、備品の持ち出しといったトラブルに対処できます。カードがなければ、そうしたトラブルの際、ホテルは損害を受けてしまいます。

そうした事情から、「カードを持っている=支払い能力がある、信頼に足る客」「カードを持たない=支払い能力が疑われる客」と判断されるのです。

カードの有無は信頼の有無と言っても過言ではありません

カードがないと信用がないということなので、予約を断られることもあるわけです。もし予約できても、日本円にすると10~20万円ほどの高額なデポジット(保証金)が必要になります。もちろん問題なくチェックアウトすれば返ってくるお金ですが、帰国する日にそんな大金が返ってきても、日本円への再両替は手数料も高いですし困ってしまいますよね。

同様に、レンタカーや携帯レンタルなどのレンタルサービスでも、支払い能力の証明としてクレジットカードの提示を求められます。特にレンタカーはクレジットカードがなければまず借りられません。

海外キャッシングで現地通貨を借りられる

クレジットカードがあれば、現地のATMで簡単に現地通貨をキャッシングできます。

キャッシングというと抵抗を感じるかもしれませんが、クレジットカードの請求と同様に翌月一括返済できるので心配は要りません。カードによっては、カードの支払いより先に返済手続きができるものもあり、金利が抑えられます。

もちろん金利がかかりますが、銀行や両替商でも手数料がかかることを考えると、大きな違いはありません。

たとえば、1ドル100円、金利は18%で1,000ドルを海外キャッシングして30日後に返すとします。この場合、1,000ドルは10万円なので、金利は10万円×0.18÷365で1日あたり49円です。返済は30日後なので49×30で1470円となります。

両替所での手数料は両替額の3~20%ほどで、10万円の3%とすると3,000円ですから、ATM手数料を加えても海外キャッシングの方がお得という場合が多くのです

利用日の実勢レートで換算するので、銀行や両替商で両替するよりも為替レートがお得な場合もあります。

ちょっと現金が必要になった時、ATMで必要な分だけ現金化できるのはとても便利です。

ATMの使い方、利用条件などを、出国までにカード会社のホームページで調べておきましょう。

現地通貨が余ったときにカードと組み合わせて使いきれる

帰国間際、現地通貨が手元に残ることがほとんどでしょう。残りの額がまとまっていれば日本円に両替できますが、小銭が余ってしまった場合には持て余してしまいますね。

そんな時、カードがあれば現金と組み合わせましょう。

たとえば空港でお土産を買ったり食事をしたりした時、余りの現金で支払い、不足分をカードで払えばすっきりきれいに使いきれます

逆に、空港で最後のお土産を買う際、カードがあれば「お金が足りない!」と慌てることもありません。

 

海外旅行におすすめのクレジットカード

海外旅行のためにクレジットカードを持つなら、国際ブランドは世界中で普及しているVISAとMasterCardの2枚を持っておくのがベストです。

日本では少ないですが、海外ではVISAしか使えない店、MasterCardしか使えない店が多くあるためです。

VISAブランド、MasterCardブランドそれぞれで海外旅行に便利なカードを1枚ずつご紹介しましょう。

エポスカード

エポスカード シルバー

エポスカード」には様々な魅力がありますが、海外旅行において注目したいのは以下のポイント。

  • 年会費無料
  • 海外旅行保険が自動付帯&充実の内容
  • 不正利用に気付きやすい
  • 即日発行

エポスカードは年会費無料。しかも、高レベルな海外旅行保険が付いています。自動付帯なのでカードを持っているだけでOKですし、補償額も無料カードの中ではトップクラスです。

海外に行く際、スキミングなどでカードを不正に使われてしまうのでは・・・と不安に感じる方は多いでしょう。

その点もエポスカードなら安心です。エポスカードは利用の度に、利用日時・金額をメールで知らせてくれるので、不正利用に気付きやすいです

不正使用があった場合、届け出た日からさかのぼって61日間の損害を補償してくれます。

即日発行できるのもエポスカードの大きな魅力。WEBかアプリから申し込めば、数分で審査結果が出ます。さらに、カードを店頭受け取りにすれば即日発行できますから、急に海外旅行に行くことになった場合でも、大丈夫です。

 

オリコカード ザ ポイント

オリコカード ザ ポイント」はポイント還元率が高さで人気です。マスターカードを持っていない方におすすめのカードで、海外旅行でポイントをしっかり貯められます。

  • 年会費無料
  • ポイント還元率が高い
  • 世界51都市に海外デスクがある

オリコカード ザ ポイント は年会費無料ですが、ポイント還元率が高いのが大きな魅力です。還元率は常時1%。さらに入会後6ヶ月は2%にアップします。

海外旅行では、航空券や宿泊費、現地での観光にお土産と大きな出費になりますが、旅行の予約前にオリコカード ポイント に入会して支払いに使えば、2が還元されます

2%といえど、総額が大きいのでまとまったポイントになるでしょう。貯まったポイントはAmazonギフトやTポイント、楽天ポイントなどに移行して使えます。

ポイントの交換先が多いのもオリコカード ザ ポイント の強みです。

もうひとつ、海外旅行の際に頼りになるのが世界の51ヶ所にあるオリコトラベルデスクです。ここでは日本語で、現地の情報やサービスが受けられます。航空券やレストランの予約、オプショナルツアーの手配など様々なサポートが受けられるので、海外旅行初心者の方に特におすすめです

海外デスクのサービスは国際ブランドごとに違い、JCBよりもVISAとMasterCardの方が充実しています。

海外デスクの電話番後や営業時間は、出国前に確認しておくと安心ですね。

 

学生なら専用カードもおすすめ

学生向けのクレジットカードにも色々なものがありますが、中でも「学生専用ライフカード」がおすすめです。

その名のとおり大学・大学院・短期大学・専門学校に在学する学生を対称にしていて、さらに18~25歳しか持てない、ある意味特別なカードです。

  • 年会費無料
  • 海外旅行保険が自動付帯
  • 海外でのショッピング利用で5%キャッシュバック
  • 最短3営業日で発行できる

年会費無料なのに充実した海外旅行保険が付帯しています。無料カードとしては十分な内容で、しかも自動付帯なのでカードを持っているだけでOKです。

そして海外旅行に行くなら嬉しいのが、海外でのショッピング利用の5%がキャッシュバックサービスです。

事前に「LIFE-Web Desk」に登録・申し込みをしておくと、海外でのショッピング利用の総額から5%分の現金が口座に振り込まれます。手続きがあること、振り込まれるまでに少し時間がかかるのがネックですが、それだけで5%分が返ってくるなんて、かなりお得です。

ちなみに、キャッシュバックの上限は年間総額5万円です。制限があるとはいえ、利用額100万円までOKなので十分でしょう。

学生専用ライフカードは最短3営業日で発行できますから、旅行直前でも大丈夫。他にも学生生活を充実させるサービスがいっぱいあるので、持っておいて損はありません。

国際ブランドはVISA、MasterCard、JCBから選べますが、海外で使いやすいのはVISAとMasterCardです。どちらかを選びましょう。

 

カード海外利用Q&A

クレジットカードを海外で使うにあたって、良くある疑問とその答えをまとめました。

海外旅行はクレジットカードなしでも大丈夫?

クレジットカードを持たずに海外へ行くことは、不可能ではありません。しかし、上記で説明したように、カードがあった方が断然便利です。

カードによっては海外旅行保険や海外デスクなど、旅行に嬉しいサービスも付いています。

相当の事情があればクレジットカードなしでも仕方がありませんが、クレジットカードを持っていたほうが旅行の質は向上するはずです。

海外でのカードの使い方は?

基本的に、日本での利用と変わりありません。会計時にカードを出し、サインをするか暗証番号を入力すればOKです。サインはカード裏面と同じもの(漢字なら漢字、ローマ字ならローマ字)にしましょう。

サイン・暗証番号入力の前に、請求額に誤りが無いかしっかりチェックを忘れずに。

レストランなど飲食店の支払い時には、チップの額を記入することがあります。その時には、TIPとかGRATUITY、GRATUITUDEという欄 に支払額の何%か、あるいは具体的な金額を記入します。

チップ欄を空白にしておくと、勝手にとんでもない金額を書き込まれてしまうこともあるので要注意です。

支払い後、利用明細は持ち帰り、帰国後に請求金額に間違いが無いか確認しましょう

なお、日本では支払い回数を選べますが、海外にはそういった選択はなく基本的に1回払いです。カードによっては初期設定で「海外利用時の支払いをリボ払いにする」となっているものがあるので、出国前に確認してください。

カードは何枚あると安心?

VISAかMasterCardのどちらかを1枚持っていればまず大丈夫ですが、2枚持っていれば安心です

VISAとMasterCardを両方持っていれば、まずカードが使えない、と言うことはありません。

また、1枚カードが紛失してしまったとしても、もう1枚でカバーできます。盗難や紛失だけでなく、磁器異常や破損でカードが使えなくなる場合もあるので、2枚持っていると良いでしょう。

折角2枚持ちでも、両方を一緒に失くしたり盗まれたりしては意味が無いので、別々に持ち歩くのがおすすめです。

JCBカードしか持っていないけど大丈夫?

世界シェアNO.1のVISA、NO.2のMasterCardに比べると、VISAの加盟店は少ないです。

JCBは日本発のブランドなので、利用できるエリアは日本を中心としています。海外では、日本人に人気の台湾、ハワイ、グアムなどでは使えるお店が多いですが、それでもVISAやMasterCardより少ないのが現状。

行き先によってはJCBカードでも問題なく過ごせるかもしれませんが、海外へ行くならやはりVISAかMasterを持っていると安心です

カードのサインは英語と日本語どっちが良い?

クレジットカードを使用する際に必要なのがサイン。カード裏面と同じサインをすることで、カードの持ち主と利用者が同一である証明をし、かつその利用を了承したという契約完了の意味があります。

カード会社の規約上、サインは英語(ローマ字など)でも日本語(漢字、ひらがな、カタカナ)でもどちらでも構いません。裏面のサインと同じサインを伝票に書ければ問題はないのです。

さらに言えば、フルネームでなくイニシャルでもOKですし、名前と関連のないマークでも利用可能です。ただ、店員さんが確認時に戸惑ってしまうことがあるので、名前やイニシャルが無難でしょう。

以下のポイントを押さえたサインが安心です。

  • カード裏面と同じサインを再現する
  • 時間をかけずさらっとかける
  • マネされにくい自分だけのクセをつける

クレジットカードのサインについては、「海外の人にも分かりやすいように英語の方が良い」という考えもありますし、「漢字の方がサインをマネされにくくて安心」という意見もあります。どちらも間違いではありませんので、お好みで選択するのがいいでしょう